2014年6月12日木曜日

頻発する水難事故の増加と新しい事故対策

ハーリー大会が終わり、夏がそこまで来ています。季節はたくさんの観光客(国外も)を八重山に向かわせてくれます。
 おおくの観光客は海でのレジャーに少なからず関わり、美しい海を思い出として持ち帰る事でしょう。私もその一人です。石垣島の海は大好きで幼少期に比べれば大きく変化したとはいえ、海から得られる感動はずっと変わりません。
 しかし、海は感動だけではなく悲惨な事故の結末も同時にもたらし、自然に対する私たちの無力さを見せつけたりもします。
 石垣市では今月に入りすでに4件の水難事故が発生し死者1名を含む4人が事故に遭われています。全国でも週末になると水の事故が報じられるようになっています。
 立て続けに起こる事故、例年になく緊急事態である事は間違いありません。
負傷された方、不幸にも亡くなられた方、ご冥福をお祈りします。
毎年のように目の前にし、事故を防ぐ事はできなかったのか思案は尽きずです。
 昔から、個別に対策が取られていますが膨大に増加し続ける観光客に対し、従来型の事故対策は新たな方法を模索し実施する時期にきているのではと思います。
 看板の設置やネット上での情報共有、観光ガイドとの連携、ホテルプールやビーチの安全管理体制など、もう一度点検し夏を迎えてはどうでしょうか。
 新しい対策として
例えば、米原海岸での水難事故防止対策は気象状況に応じ海水浴区域の範囲を示し、レッドフラッグと図面で情報を提供しています。試験的とはいえ対策の一つとして今後普及が進めばと思っています。
 
 

2014年3月11日火曜日

三年目を迎えて

先日、クリエイトフラッグの勉強会でトムビンセントさんのお話を聞く機会がありました。
地域おこしを多く手がけてきたらしく、その視点は鋭く寛容でもありました。「何か作り出すとき他の誰もができたとしても、それは自分にしかできないと強い意思を持つ事が大切」と。
「そこにいて何ができるか」石垣島に長くいると客観的な見方ができなくなる、どうしても外部から来た人の感性に頼ってしまう、そこをクリアしたいなどのお話もありました。
 入ってくる情報、受け止める人の感性、多くの犠牲者が出たあの日から忘れ行く感性と作り出す感性を見てきました。
僕は忘れることの危うさを感じてこの日を今年も迎えています。
 消防署では1年の火災の被害を金額的評価で表したりします。焼失面積は大きかったが被害額は小さかったなどです。。
被害はそれにとどまらず思い出の物をすべて奪い去り心の傷と喪失感を当事者は抱えている事になります。
 災害は何倍ものそれらを作り出す、想像すれば、その痛みを少しでも共感できるこの日であってほしいです。
ここに住んでここでやるべきことがあるなら、将来に結びつくことを信じて続けていきたいものです。