2011年10月30日日曜日

消防団員の役割

先日、10月27日(木)に沖縄本島で行われた消防団ポンプ操法大会おいて26年ぶりに準優勝しました。仕事を終えて夜遅くまでの訓練の成果がでたと思います。おめでとうございます。(ハザードマップメンバーの大底竜也君もその一人です。)地域の防災の担い手として石垣島には9地区に86人います。 全国には80万人以上の消防団員がいて今回の震災でも多くの人命に関わっています。

東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県で、死亡・行方不明となった消防団員は計253人に上った。消防庁などによると、公務中の犠牲者が8割で、住民の避難誘導や救助活動などに関わっていたとのことです。心からご冥福を祈ります。

しかし、なぜ殉職者が多かったのかは検証の必要があり、多くの意見がでているようです。

被害地点が分散すると消防職員だけでは人員の割り振りや指揮、連絡体制は困難になるのはあきらかです。それぞれの地点でリーダーシップをもって住民を安全に誘導できるのは消防団員の力が必ず必要になってきます。

災害時の現状の覚知、現認状況を伝達する手段を含めて消防団員の役割にはさらに期待するところです。

2011年10月26日水曜日

東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震津波に関する専門調査会報告(案)中央防災会議

               
2ハザードマップ等の充実 
○今回の被災地における調査結果によれば、ハザードマップに関する住民  の認知度が低いこと、また、従前の想定によるものがかえって安心材料  となり今回の津波において被害を拡大させた可能性も否定できないとい  う課題が明らかとなっており、引き続き、利活用法も含めてハザードマ  ップの不備な面について調査分析が必要である。 
○ハザードマップが住民等の避難に有効に活用されるために、津波警報や  避難勧告・指示等との関係を明確にしたり、複数の津波外力を想定した  り、ハザードマップ上に標高を表示するなど、ハザードマップの作成方  法について検討する必要がある。また、津波は自然現象で不確実性を伴  うものであることから、ハザードマップに示す最大クラスの津波による  浸水域についても、それを超える可能性があることを継続的・定期的に  伝えるなどリスクコミュニケーションを重視する必要がある。 
○単にハザードマップを住民に配布することだけで認知度を高めることに  は限界があることから、例えば、都市計画図書への記載や宅地建物取引  業法による重要事項説明におけるハザードマップの活用など、ハザード  マップについてしっかりと伝える制度・仕組みを構築する必要がある。 
○マップという形式だけでなく、過去の災害時や今後予想される津波によ  る浸水域や浸水高、避難場所・津波避難ビル等や避難路・避難階段の位  置などをまちの至る所に示すことや、例えば蓄光石やライトを活用して  夜間でも分かりやすくしたり、サイレンなどを活用して避難場所まで誘  導する工夫をすることなど、日常の生活の中で、常に津波災害の危険
を認知し、円滑な避難ができるような取組をより一層強化するべきである。
なお、浸水高等の「高さ」をまちの中に示す場合には、過去の津波
 災害時の実績水位を示すのか、あるいは予測値を示すのか、数値が海抜  なのか、浸水高なのかなどについて、住民等に分かりやすく示す工夫を  行うとともに、各地域での取組を尊重しつつ、全国的な標識の統一につ  いても検討するべきである。 

2011年10月13日木曜日

どう伝える避難情報

NHK クローズアップ現代より(10月13日(木)19時30分〜)。

エリアメールの限界が報告されていました。防災無線があるからこれに頼るとか、エリアメールがあるからこれで安心とかではなく、複数の情報発信源を持つことが大切であると解説していました。
大量のアクセスに市のホームページが閲覧できずに避難情報が伝わらなかったとのことです。
八重山ハザードマップもその一翼を担えるのではないかと思ったりします。


10月23日 八重山ハザードマップ説明会開催

みんなで作る 八重山ハザードマップ説明会について
〜 災害のときに役立つ情報源 〜

防災に対する認識が日々高まりを見せている今、八重山においても地震・津波は、けして他人事ではありません。
いざというときの避難経路確保や交通情報、公共サービス等、地域防災の情報共有に向け、この度、私たちハザードマップ研究会では、国土地理院のデータをもとに精細な標高地図を作成しました。
今後、これらの地図情報に地域の情報をリンクさせ地域住民の皆様にも有効活用いただけますよう、ネット上でも公開しています(http://yaeyamahazardmap.com)。
つきましてはシステムの概要ならびに今後の取り組みについての説明会を下記の通り実施いたしますので防災に関心のある方々の多数参加をお待ちしています。

主催: 八重山ハザードマップ研究会
日時: 2011年10月23日(日)18:00〜20:00
場所: 大浜公民館

※ 参加費は無料です