2011年9月29日木曜日

離岸流に注意しましょう

https://mail.google.com/mail/?ui=2&ik=d7e0997737&view=att&th=132b59af4545264a&attid=0.1&disp=safe&zw

離岸流に関する注意喚起チラシを作成してみました。

2011年9月23日金曜日

印刷用の八重山標高地図を公開しました 

標高地図を簡単に印刷できるようにPDFファイルで各島の標高地図を作成しました。国土地理院の10mメッシュデータを使って標高1mごとに色を変えています。
A3/A4で印刷できます。ぜひ避難経路の確認等にご利用ください。

また避難箇所や5階以上の建物情報など八重山ハザードマップに投稿されたレポートから自動的に地図上にアイコンを表示させるように作成中しています。だれでも情報を投稿できますので、ぜひ役に立つ情報をお寄せ下さい。

八重山ハザードマップのサイトでは八重山全体から、拡大して詳細な標高地図を見ることができます。特定の箇所を拡大した印刷用の標高地図が欲しい場合は合同会社パワナまでご相談ください。


石垣島全体


石垣市内


竹富島



西表島東部



西表島西部



小浜島


黒島・新城島



波照間島




与那国島


商用利用はご遠慮ください。


2011年9月11日日曜日

平成9年地域防災計画 第3章 災害の想定(抜粋)

①地震の規模 マグニチュード7阪神、淡路大震災の規模とする。
②津  波  1771年(明和8年)八重山地震津波の相当する規模の津波。この津波は200年以上の前の災害であり建物構造、津波警報など気象予報の発達した今日、同規模の被害がおこることは考えられないが、1983年の北海道南西沖地震による死者、行方不明者230余名の大半が津波犠牲者であることから、本計画は100から200名程度の津波犠牲者を想定した県計画と同様の想定とした。

③発生時間 火災発生の最も高い冬期 午後6時〜8時とする。
被害の想定 
1、人的被害 死者 100〜200人 負傷者600人 重症 100人 
       避難者 3300人
2、建物   全壊家屋 1500棟 出火件数 7件 延焼拡大により甚大な被害が予想さ                          れる。
       ホテル、大型店舗の大規模建物においてパニック事故の可能性が高くなる。
3、交通、通信 道路の亀裂や橋、トンネルの崩壊、電柱、ブロック壁、看板、自動販売機などの倒壊により多くの死傷者の発生と通行不能箇所が想定される。
 交通渋滞により消防活動に支障が生じる。空港、港の損壊は救援物資の輸送に支障が出る。
通信施設の損壊により情報収集、伝達困難になり救助、救護に支障が出ると予想される。

4、その他 停電により病院業務や救難、救護に支障が出る。水道施設の損壊、液状化現象。大規模な山崩れ、地滑りにより人的被害、家屋、道路などの被害が予想される。
高齢者や病人等の体力消耗が激しく、伝染病の発生も考えられるため、被害が大きくなる可能性が高くなることが予想される。

を見直し来年1月に新しい防災計画が発表予定です。

これを読むと、津波の高さは明和の大津波推定40メートル説を想定し、死者の算出は北海道南西沖地震を参考にしている。地震、津波最新対策地の東北での被害、極端な孤立化が予想される石垣島で今後この想定がどのように変更されるのか?教訓を最大限に生かせる対策になってほしいものです。

津波対策においては平成9年防災計画では
避難場所、避難経路の整備について避難標識を整備し、地理不安内のものに対してもすぐに避難場所がわかるようにしておくものとする。海抜5メートル以下の地域や海岸に面する地区への津波警告標識板、標高表示板などを整備する。となっていますが計画は遅々として進んでいないのが現状です。当初の計画を充実することからはじめてほしいものです。





   

2011年9月1日木曜日

防災の日 (ハザードマップの今後)

今日、9月1日は防災の日です。
阪神大震災以降、防災の日のもつ意味や尊い人命への感謝、自然の力に対する無力感などさまざまなことを考える日になっていました。
 当時も災害の様子はヘリコプターからの中継でみることができ、映画のシーンなのか現実のできごとなのか食い入るように見ていました。
 映像は少なからず衝撃をもって多くの人が震災を疑似体験したことと思います。でも、疑似体験は時間とともに記憶から薄れ、災害や防災に対する知識も日常からいつのまにか影を潜めていきます。
 そして、3月11日。東日本大震災
映像はまたしても衝撃とともに津波と地震の脅威を映し出し、避難する車や破壊される建物の向こうに、無事に避難しただろうかと不安になりながら見つめていました。実際には想像を超える人命が失われていました、心からご冥福をお祈りしたいと思います。
 このことはもう一度、災害が私たちにもたらしたことを考え、災害に対する知識やいかに速く避難するかなど考える機械を得たと思います。
 
友人のT氏からからハザードマップ作成の相談を受けたときに情報の重要性についてあらためて知ることになり、石垣島の防災に少しでも役立てればと考えています。
 ハザードマップの情報は石垣島の地形や標高と、5階建て以上の建物のマッピングが優先されると考えています。津波からの逃げ遅れに対する情報として大切だと思うからです。

実際に役に立つ情報とはなにか? 
 たくさんの方が被災地へのボランティアで行かれています。そこから知り得た情報も真摯に受け止め行動の原動力になればと思います。被災者の気持ちなど深く伝わるからです。
 
最終的にはいかに逃げ、いかに助かるかは個人の問題、責任? なのか。災害から人命を守る為の環境をつくりあげるのは個人でできるのか?

みんなで作る八重山ハザードマップはその役割を果たせるものの一つだと考えます、是非、みんなで考えていきましょう。

※明日は沖縄県防災訓練が石垣市で行われます。