2015年7月20日月曜日

米原海岸のWEBカメラ設置

石垣市の土地使用許可、環境省の設置許可をいただいて、NPO八重山ハザードマップ研究会で米原海岸のWEBカメラ設置させていただきました。設置まで多くの方に作業と協力いただき大変ありがとうございました。

毎日更新いただいているJellyFish花城さん海況状況に加えて、10分ごとに10秒の動画が自動更新されますので、無理をして遊泳し事故にならないよう、まずはWEBで米原情報を確認してください

プライバシー保護のため人物認識し近くの人物には自動的にぼかしが入るようにしています。

調整しながらの公開となりますが、ご意見ご感想あればinfo@yaeyamahazardmap.comまでお気軽にご連絡ください。

サーバー維持、カメラ購入、設置、維持を含めてボランティアで運営しています。継続的に運営できるようぜひサポーター会員になってサポートお願いいたします

2015年6月24日水曜日

水難事故と観光

ハーリー大会が終わり、夏の到来とともに今年もたくさんの観光客が訪れています。
昨年に引き続き米原海岸を中心に八重山ハザードマップも水難事故防止に力を入れているところです。
 新しい試みとしてウエブカメラや、マルチコプターの導入まで関係機関の協力を得ながら準備は整いつつあります。
私たちは少しでも多くの観光客に情報を届け事故を未然に防ぐ手立てとなって欲しいと考えています。
 米原海岸では昨年の6月に幼い子供が遊泳中に亡くなる事故があり、幼い子供を事故から守るため親子ずれの遊泳者には積極的に声をかけて行きました。看板より何より声をかける事の効果も実感したほどです。
 
遊泳中は子供から目を離さないで、  ライフジャケット  浮き具の装着

事故の予防策をみんなで注意喚起して欲しいと願っています。



2015年3月18日水曜日

防災バックの作り方

今年で震災後4年が経過しました。
日常生活の中に防災の言葉は常に意識されるようになってきたかと思います。
家族や地域とのつながりなど備えに関することが多く聞こえてきます。
 八重山ハザードマップ研究会では3月15日に防災カフェinしらほサンゴ村を開催しました。今回は小児科医の立場から災害の備えを災害時に弱い立場になる小児や女性をテーマにして講話をいただきました。医師として母親としてまた実際の備えの方法についても聞くことができました。
震災の教訓は子供たちの未来を守る知恵を多く残しています。毎年が節目になるように防災について考えてみてはどうでしょうか。
 今回、私は防災バックの作り方を何度か工夫してきたことをワークショップしてみました。
非常用持ち出しバックはあくまでも緊急に持ち出すことが大事で必要最小限を工夫しなければなりません。
 例え、少量であっても一滴の水分が持つ力は大きいことを念頭におくことが大切と考えます。
もちろん、避難の前に室内の家具の転倒防止も大切なポイントになりますが。
 また、避難訓練に参加して思うことはほとんどの訓練参加者が何も持たずに集合してきますが状況によっては数時間畑の真ん中にいることになりますから非常用持ち出しバックの持参は大切になります。とくに小さい子供がいると少しの水もとても大切です。
 災害時は協力し合うことで被害を最小限にすることができます。非常用持ち出しバックはそれぞれの家庭が準備することで最終的には優先される必要な小児や女性(妊婦)お年寄りに供給することも可能になります。
 『非常用持ち出しバック』は時間とともに『非常用持ち寄りバック』に機能を変えることも期待できるのです。
ぜひ、各家庭に備えをしてみてはどうでしょうか。

2014年6月12日木曜日

頻発する水難事故の増加と新しい事故対策

ハーリー大会が終わり、夏がそこまで来ています。季節はたくさんの観光客(国外も)を八重山に向かわせてくれます。
 おおくの観光客は海でのレジャーに少なからず関わり、美しい海を思い出として持ち帰る事でしょう。私もその一人です。石垣島の海は大好きで幼少期に比べれば大きく変化したとはいえ、海から得られる感動はずっと変わりません。
 しかし、海は感動だけではなく悲惨な事故の結末も同時にもたらし、自然に対する私たちの無力さを見せつけたりもします。
 石垣市では今月に入りすでに4件の水難事故が発生し死者1名を含む4人が事故に遭われています。全国でも週末になると水の事故が報じられるようになっています。
 立て続けに起こる事故、例年になく緊急事態である事は間違いありません。
負傷された方、不幸にも亡くなられた方、ご冥福をお祈りします。
毎年のように目の前にし、事故を防ぐ事はできなかったのか思案は尽きずです。
 昔から、個別に対策が取られていますが膨大に増加し続ける観光客に対し、従来型の事故対策は新たな方法を模索し実施する時期にきているのではと思います。
 看板の設置やネット上での情報共有、観光ガイドとの連携、ホテルプールやビーチの安全管理体制など、もう一度点検し夏を迎えてはどうでしょうか。
 新しい対策として
例えば、米原海岸での水難事故防止対策は気象状況に応じ海水浴区域の範囲を示し、レッドフラッグと図面で情報を提供しています。試験的とはいえ対策の一つとして今後普及が進めばと思っています。
 
 

2014年3月11日火曜日

三年目を迎えて

先日、クリエイトフラッグの勉強会でトムビンセントさんのお話を聞く機会がありました。
地域おこしを多く手がけてきたらしく、その視点は鋭く寛容でもありました。「何か作り出すとき他の誰もができたとしても、それは自分にしかできないと強い意思を持つ事が大切」と。
「そこにいて何ができるか」石垣島に長くいると客観的な見方ができなくなる、どうしても外部から来た人の感性に頼ってしまう、そこをクリアしたいなどのお話もありました。
 入ってくる情報、受け止める人の感性、多くの犠牲者が出たあの日から忘れ行く感性と作り出す感性を見てきました。
僕は忘れることの危うさを感じてこの日を今年も迎えています。
 消防署では1年の火災の被害を金額的評価で表したりします。焼失面積は大きかったが被害額は小さかったなどです。。
被害はそれにとどまらず思い出の物をすべて奪い去り心の傷と喪失感を当事者は抱えている事になります。
 災害は何倍ものそれらを作り出す、想像すれば、その痛みを少しでも共感できるこの日であってほしいです。
ここに住んでここでやるべきことがあるなら、将来に結びつくことを信じて続けていきたいものです。

2013年3月18日月曜日

オープンストリートマップのマッピング

OpenStreetMap Foundation Japanの副理事長で、マップコンシェルジュ株式会社の古橋さんが八重山にこられているということで、竹富島マッピングをご一緒させていただきました。


オープンストリートマップは誰もが自由に参加して、自由に編集でき、自由に利用できる世界的な地図のプロジェクトです。

ハイチ地震や東北沖地震でも、被災後の状況を反映した詳細な地図を、先に現地入りした団体や、衛星写真を元にしたマッピングなどから、世界中のボランティアの手によって作成され、支援活動のための重要な地図となりました。


今回は竹富島を周りながらスマートフォンを使った地点情報(POI)の入力方法や、エディタを使ったオープンストリートマップへの情報入力の方法を教えていただいたのですが、現地を回りながらの情報の入力はとても簡単で、楽しい島歩きになりました。
場所にはタグを付けて登録することで、観光の景勝地や、歴史的な場所、食事処はバリアフリーアクセスができるかどうかなど様々な情報を付加した情報を公開することができます。

八重山地域のオープンストリートマップはまだまだ未知のエリアが多いため、マッピング進めていきたいと思います。興味がある方はどうぞご連絡ください。

また、マッピングパーティというオープンストリートマップへ情報を入力するイベントも世界、日本各地で行われており、八重山でも島ごとにマッピングパーティを行いたいとのお話も。


お忙しい中、急なお願いだったにも関わらずご一緒させていただきました古橋さんを初め空間情報研究センターの皆様本当にありがとうございました。





琉球新報に紹介していただきました。

2013年3月9日の琉球新報で「新たな防災対策」という特集記事のなかで、八重山ハザードマップの取り組みを紹介していただきました。